「できるまでの話」は当時工事を担当していたTOMが工事の状況や裏話を書いています。
サルベージガーデンには、錆鉄やスクラップを使用したドラゴンやツル、カラスなどの彫刻があります。
この彫刻はイギリス人のスクラップアーティストが来日して恵庭で製作しました。彫刻というとなんか特殊な道具やこだわりの材料を使うようなイメージがありましたが、このガーデンの彫刻はすべてスクラップや不要になって捨てられた鉄くずからできています。
アーティストが来日してまず最初にはじめたのがスクラップ集めです。
恵庭近郊のスクラップ業者や、近所の鉄工所、知り合いの農家さんなどスクラップや錆び鉄がありそうな知っている限りの場所をみんなでトラックに乗って集めに行きました。
この壊れた自転車は何になる?この錆びた燃料タンクはどうするの?こんなにたくさん??車の使い古したブレーキパットが大量にいるー???なんでー?最初は疑問だらけでしたが製作が始まって形がだんだん見えてくると
最初はごみにしか見えないものがだんだんお宝に見えてきて工事の業者さんからも解体現場からでるグニャグニャな鉄筋をたくさんもらいました。これはとなりのガーデンとつながっている通路のアーチの材料に使われました。
サルベージガーデンは私の好きな秋のガーデンNO1の場所です。背後の森の紅葉が美しいし、彫刻が秋の風景に溶け込んでより美しく感じます。芸術の秋にサルベージガーデンで彫刻が何で造られているかじっくり見てみるとおもしろいですよ!TOM