森のレストランTen-Manで開催されていた
フィギュアアートシアター
身近なものを映写機(OHP)で舞台幕に写し
夢の中にいるような不思議な空間を作りあげ
観客を物語へ引き込みます
それぞれの場面を光と影の演出で
まったく違った印象に表現していきます
あたたかさ や やさしさ を
感じる 光と影のコントラスト
今回の公演はグリム童話「ホレおばさん」を題材にしました
あまり日本では知られていないこの童話…
「昔々あるところに働き者の継娘がいました。
彼女の母親は怠けものの実娘ばかりを可愛がり
彼女には つらい仕事ばかりを押し付けていました。
ある日 継娘は誤って紡んだ糸を井戸に落としてしまいます
母親に探してくるよう言われた彼女は
探す方法がわからず とうとう井戸に身を投げ入れます…
継娘が目をさますと そこは なんと
不思議な ホレおばさんの世界でした」
この物語が語り継がれているドイツ・ヘッセン地方では
雪が降ることを「ホレおばさんが布団をなおしている」と表現するそうです
これは、物語の場面にもあるベットメーキングしている時に
舞う羽のようすが雪に似ているためと言われています
母親と娘たちは幸せになれるのでようか?
フィギュアアートシアターは
「人間」と「人形」と「空間」が
総合的に物語を作り上げていく手作りの舞台
身近なものを効果的に使い
新鮮で驚き いっぱいの
新しい人形劇です
見るすべての人たちにメッセージが届くことを
祈っています
中学生や高校生、大学生にぜひ見てもらいたい
人間と人形がともに作り上げるアート劇場でした!
次回 公演をご期待ください
js