最初は「ヒツジ集牧体験」。
放牧地にいるヒツジの群れを集めて、その中にいる1頭(ピンクの首輪をしている)を実際に捕まえてみようという体験です。
これはヒツジの健康管理をするときや、毛を刈る個体を選ぶときなどに実際におこなわれている作業の一部で、普段は羊飼いが牧羊犬を使っておこなっています。
今回は子どもたちだけで集牧に挑戦してもらいました。
上手く捕まえることができるか!?
子どもたちは2班(1班18人)に分かれ、それぞれ持ち時間5分でヒツジの集牧に挑戦します。
最初は1班が挑戦。
みんなで走って追ってみたけれど、ヒツジ達は意外にすばしこくて捕まりません。
そしてタイムアップ。 残念!
次は2班が挑戦。
1班を見ていて作戦を立てたのか、2班はヒツジの群れをジリジリと放牧地の角に追い込み捕まえる作戦の様。 そしてついに、ピンクの首輪をつけたヒツジのオシリに手が届・・・
・・・いたのだけれど、結局ヒツジに逃げられてしまいタイムアップ! おしいーっ!
人だけでヒツジを捕まえるのは想像上に難しいみたいだね。
するとここで、羊飼いのアーリーと牧羊犬パールが登場!
アッというまにヒツジを自分の周りに集めて、そこからピンクの首輪をしたヒツジだけを捕まえました。
その間たったの42秒!
スゴイぜ! アーリー&パール
ヒツジを捕まえたあとはヒツジの毛刈りにも挑戦しました。
先ずはアーリーが一頭刈るのをみんなで観て、そのあと希望者を募りました。
その中から無作為に選ばれた5名がステージに上がり、アーリーから羊の毛刈りのレクチャーを受けて毛刈りに挑戦します。
今回は毛刈りの中でも一番の醍醐味、背中の部分をブワーっと流れるように刈る"ロングブロー"に挑戦しました。
「バリカン重いー!」
と言いながらも、挑戦者全員みごとなロングブローを見せてくれました。
もこもこだったヒツジさんも、これで今年の夏を涼しく過ごすことができそうですよ。
毛刈りのあとは再び2班に分かれての作業体験。
刈りとったヒツジの毛からゴミや汚れている部分を取り除く「スカーティング」班と、動物舎の寝藁敷きなどを担当する「飼育」班に分かれ作業をしました。
「スカーティング」班は羊毛クラフト講習を担当しているイトウ先生と一緒に作業します。毛に付着している土汚れや糞、虫(?)に若干ひき気味の子どもたちもいるみたい。
「飼育」班は、みどりの牧場飼育担当のハバちゃんと一緒に作業します。
敷き藁を整えたり、動物たちの餌や飲み水を準備したりとなかなかの体力仕事です。
ここで午前中の活動は終了!
そしてお昼ご飯。
今日のメニューは野菜サラダ、豚カツ、デミグラスソースの煮込みハンバーグ、ポテト、ウィンナー、ご飯。
食べる前から「おかわり!」の声が上がるほど大人気でした。
午後は糸紡ぎ作業を体験しました。
汚れをきれいに落とし、洗い、ほぐし、毛の繊維をそろえてふわふわの綿状にしたヒツジの毛から、スピンドルという道具を使って糸を紡いでいきます。
そして紡いだ糸を使って、ヒツジのペンダント(下写真)をつくる予定でしたが・・・
・・・糸紡ぎが予想外の大苦戦。
後半、イトウ先生による紡ぎ車も登場したのですが、残念ながら時間切れとなってしまいました。
この続きは次回以降の活動でおこなう予定です。
次回、えこりん村の子どもたちは7月12日(日)開催です。